小野さん自ら葬儀演出プレスリーで出棺

 6月28日に腎うがんのため死去したタレント・小野ヤスシさん(本名・泰=やすし、享年72)の葬儀・告別式が東京・青山葬儀所で営まれ、加藤茶(69)、作曲家の平尾昌晃氏(74)、歌手ミッキー・カーチス(73)、小野さんがリーダーを務めたバンド「ドンキーカルテット」のメンバー・ジャイアント吉田(76)ら約500人が小野さんに最後の別れを告げた。

 葬儀はキリスト教形式で、小野さんが、自らが生前に考案した演出で行われた。小野さんは生前、長男の泰輔さんに「笑顔で送って」と伝えていたといい、妻で喪主を務めた芳子さんは「演出を事細かに申しておりました」と明かした。その遺志通り、棺には麻雀牌やゴルフクラブ、青バラが添えられ、出棺時には小野さんが好きだった米ロック歌手・エルヴィス・プレスリーの曲が流された。

 加藤は弔辞で「兄のような存在でした。心にぽっかり穴があいた気持ち」と呼び掛け、早すぎる別れを惜しんでいた。

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