松山千春、次期衆院選で鳩山氏と対決?
新党大地・真民主の鈴木宗男代表(64)は21日、テレビ東京の番組に出演し、歌手・松山千春(56)を、民主党・鳩山由紀夫元首相(65)の対抗馬として、次期衆院選北海道9区での擁立を検討していることを明かした。鈴木氏は「元首相と戦うとなれば、松山氏にとっても望むところだと思う」と気持ちを代弁した。
鳩山元首相の「刺客」の可能性が出てきた松山は、今年3月の勉強会で次期衆院選出馬に意欲を見せており、今月14日開かれた新党大地・鈴木宗男北海道セミナーでも出馬への意欲をあらためて表明していた。
松山の立候補が実現すれば、鳩山氏にとって大ピンチとなるのは間違いないところ。すでに、リレハンメル五輪スピードスケートの銅メダリストの自民党・堀井学氏(40)が9区からの出馬を表明している。鳩山氏が敗れるようなら、首相経験者の落選という異例の事態になるが、鳩山氏は北海道日高町で記者団に「どなたが出ても、私は私なりに戦うのみだ。特に申し上げることはない」と語った。
宗男氏は県庁所在地があり、象徴的な選挙区である北海道1区についても「十分に可能性がある」と含みをもたせた上で、「松山氏の判断に任せたい」と話している。