鉄人!勘三郎12時間大手術の翌日歩いた

 歌舞伎俳優の中村橋之助(46)が30日、都内で「松竹大歌舞伎」の製作発表に出席し、27日に初期の食道がんで手術を受けた、義兄・中村勘三郎(57)の容体について明かした。約12時間にも及ぶ大手術になったが、直後には家族と会話ができたことも併せて説明。「(手術の)次の日、ICU(集中治療室)の中で20メートルも歩いて、拍手をもらったということです」と順調な回復ぶりを報告した。

 6月上旬に初期の食道がんが見つかり、今月27日に手術を受けた勘三郎。義弟である橋之助は「(手術室に)入ったのが(午前)10時前で、出てきたのが(午後)10時過ぎでした」と、12時間にも及ぶ大手術となったことを明かした。

 手術が終わった直後に、勘三郎の次男・七之助(29)と電話で話したといい、「(その時点で勘三郎が)しゃべったりしたということでしたので、一安心でした」と成功に安堵(あんど)の表情。まだ本人と直接連絡をとってはいないものの、姉で勘三郎の妻の好江さんら家族から様子を聞いており、「まだICUに入ってますけど大丈夫ですよ。次の日、ICUの中で20メートルも歩いて、拍手をもらったということですし、何かをやったんじゃないでしょうか!?」と“驚異の回復力”を報告した。

 勘三郎の舞台復帰の時期については未定だが、手術の4日前に取材に応じた長男・勘九郎(30)は、来春以降になる見通しを明かしている。

 橋之助はこの日、秋の巡業公演「松竹大歌舞伎」の製作発表に出席。11月1日から同25日まで、宮城・仙台など被災地3都市を含む全国20会場を回るとあって、「被災した方の土地にうかがい、精魂込めた芝居で心を温めることが、僕にできる一番のこと」と使命感を燃やしていた。

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