桑名、長期闘病生活へ…気管切開の手術
脳幹出血で倒れ、意識不明の状態が続く歌手・桑名正博(58)の長男でミュージシャンの美勇士(31)が31日、大阪市内で病状報告の会見を行った。当初、桑名は「持って2週間」と宣告されていたとし、今後は長期的な闘病生活に備えるため、気管切開の手術を受けることを明かした。
美勇士は、15日に倒れてから17日目を迎えた桑名の病状について、一時期悪化していた各種数値も安定してきたことを明かし、「治癒能力もある。すごく強い心臓と、精神力を持っているのだと思います」と語った。
医師からは当初「年齢的に持って2週間」との厳しい見通しを伝えられていたというが、その2週間が経過したため、30日に医師と家族が相談。8月2日に気管切開の手術を行うことを決めたという。現在、桑名は口と鼻から呼吸器のチューブを通していると説明し、長期的な闘病生活を視野に負担を軽減するため、のどからチューブを通すための処置だという。同時に入院後、3回目のCT検査も受ける。
依然として厳しい状況は続くが、美勇士のもとにはファンから、桑名と同様の症状だった家族が奇跡的に意識回復した実例を記した激励メールも届いているとか。「医学を超えた何かが起こることを信じたい」と話した。