プレスリー愛用の聖書競売に
英オークション運営会社のオメガ・オークションズは15日、「ロックの王様」と呼ばれた米国の歌手エルビス・プレスリーが死去するまで愛用していた聖書を9月8日に競売にかけると発表した。多数の書き込みや下線があり、熱心なクリスチャンとして知られたプレスリーの内面を知る貴重な資料。英国の収集家が所有しているもので、オメガ社は2万ポンド(約250万円)以上の値が付くとみている。
聖書は1957年のクリスマスにおじから贈られ、革張りにプレスリーの名前が刻印されている。「一つの欠点で人を判断するのは、一つの波で海の力をはかるようなものだ」など、プレスリーが感じた内容とみられる書き込みがある。競売にはインターネット経由での参加も可能。死後35年を記念し、ステージ衣装やアクセサリーなども出品される。プレスリーは77年8月16日、42歳で急死した。