市川染五郎、舞台から落ち救急車で搬送

 歌舞伎俳優・市川染五郎
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 歌舞伎俳優・市川染五郎(39)が27日、東京・国立劇場大劇場で日舞松本流の公演「第十回松鸚會」に出演中、舞台から3メートル下の奈落に転落する事故があった。そのまま救急車で都内の病院に緊急搬送されたが、けがの程度は不明。関係者によると、意識はあるといい、側頭部を打ったとみられる。公演はそのまま中止となった。

 松本錦升という名前で日舞松本流の家元を務める染五郎。今回の公演は、宗家である父の松本幸四郎(70)が古希を迎えたのを祝うために3年ぶりに開催され、この日と28日の2日間公演が予定されていた。

 この日の演目は、染五郎自身の半生を踊りにした「傾奇おどり あーちゃん」。染五郎は90分間にわたって踊る予定だったが、演目の半ばを過ぎたあたりで、舞台から転落、病院に搬送された。公演はそのまま途中で中止となった。この演目では染五郎の長女が松田美瑠(5)として父・染五郎との親子共演デビューすることになってり、当初出演の予定がなかった幸四郎も“特別出演”を決め、3代で共演することになっていた。

 染五郎は、けいこを行った26日に都内で会見した際に「思った以上にしんどいが、精いっぱい踊りたい」と話していた。

 28日の公演は、27日とは違う演目で、幸四郎の長女の松本紀保(40)、次女の松たか子(35)や、染五郎の長男である松本金太郎(7)と、幸四郎一家が総出演することになっていたが、染五郎は休演。9月の新橋演舞場公演「秀山祭九月大歌舞伎」も休演する見込み。

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