渡が報道ドラマ初挑戦 残留夫人題材に
俳優・渡哲也(70)がTBS系の報道ドラマ「強行帰国~忘れ去られた花嫁たち~」(10月1日、後9・00)に主演することが28日、分かった。1993年9月に、12人の中国残留婦人が日本永住を求めて帰国を強行し、成田空港にろう城した事件を描いた作品。渡は元スパイで、戦後は私財をなげうって残留婦人救済に務めた国友忠さん(故人)を演じる。
番組では当時の映像やインタビューを交えながら、戦後に中国に取り残された「大陸の花嫁」の現実も紹介する。報道ドラマ初出演となる渡は「このような意義深い番組に参加できて光栄です。残留婦人の皆さんの壮絶な人生を思うと、気が引き締まる思いです」と作品に込められた思いを受け止めていた。残留婦人の中心的存在となる竹越リエさんを女優・倍賞美津子(65)が演じる。