元デパ地下販売員「あんた」有線1位

 阪急百貨店梅田店販売員出身の新人シンガー・ソングライター、ティーナ・カリーナ(26)が、“デビュー曲”で関西有線チャートで1位を獲得したことが30日、分かった。同曲は彼氏への思いを「♪あんたがおれへんから…」と、やしきたかじんの大ヒット曲「やっぱ好きやねん」のように関西弁でつづったラブソング。関西圏では、ティーナの珠玉の詞と情感あふれる歌声に加え、“元デパ地下食品売り場販売員”という異色経歴も話題を集めている。

 大阪府池田市出身の女性歌手による関西弁ラブソングが、関西圏からじわじわと全国へと響き始めた。「酒と泪と男と女」(河島英五)、「悲しい色やね」(上田正樹)ら関西弁の名曲に続いて、チャート席巻の気配が漂っている。

 恋愛に悩む女心をつづった珠玉の関西弁恋歌「あんた」は、ティーナが3年前、本名の田中里奈として阪急百貨店梅田店に勤務時、交際していた彼氏へ、「あんたがおれへんから 楽しないし」などと当時の感情を素直に書き下ろした。

 関西圏では、その情緒あふれる歌声と胸に染み入る詞が支持され、有線リクエストが殺到。8月15日に初登場144位にランクインすると、29日付で1位へと躍り出た。

 地下食品売り場でえびせんべいを販売しながら音楽活動を行い、デモテープを50もの関係各所に送り、デビューを待った。昨年5月、Greeeenらを輩出したエドワード・エンターテインメント・グループの耳にとまり、26歳での遅咲きデビューが決定した。

 自身の名をタイトルにしたデビューミニアルバムを9月12日に発売するティーナは、「気づけば26歳。世間の風当たりも徐々に強くなってきて、そろそろしっかりしなきゃな…そんなお年ごろ。“あー、この気持ち分かる”と共感していただけたらうれしいです。普段、関西弁を使っていない地域の方にも届いてほしい」とPR。

 関西圏では、MBSなど地元AMラジオ5局がパワープレー曲に選出し、デビューを全面バックアップ。デパ地下から生まれた関西弁ラブソングが日本列島に響き渡る日も遠くない。

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