歌手の松山千春（５６）が８日に北海道北見市で開かれた新党大地・真民主議員の会合で、次期衆院選に同党からの出馬を明言したと報じられたが、一夜明けた９日、自身がＤＪを務めるＦＭラジオ・ＮＡＣＫ５の生放送「松山千春　ＯＮ　ＴＨＥ　ＲＡＤＩＯ」で「リップサービス。（出馬という）考え方はない」と打ち消した。所属事務所も報道各社に向けたファクスで同様に否定した。

　松山は８日の会合で「何かあれば必ず出馬する」とあいさつしたと報じられた。しかし、番組では「酒も入った興奮状態の会場で、ノリで言ってしまった。軽率だった。申し訳ない」と釈明した。衆院選は１１月にも行われるとされるが、松山は１０月１２日から１２月２５日までの全国ツアーを発表済み。１０月１７日には新曲リリースも予定し「いまは音楽で頭がいっぱい。コンサートとシングルのプロモーションをしていく」と音楽活動へ専念することを強調した。

　一方、松山の盟友で新党大地の鈴木宗男代表（６４）はこの日、ブログを更新し「（松山が会合で）踏み込んだお話をしてくださり感激。お願いしていくのみ」とつづった。