デイリースポーツ特命応援団長のタレント・松村邦洋は、引退表明した阪神・金本知憲外野手（４４）にメッセージを送った。

　「３年前の右肩のケガは、選手としてプレーできる以前に動かなくなるかもしれないような状態だったそうですが、そこからグラウンドに戻ってきたのは、奇跡だと思っていました。しかし、アニキ本人にとっても、ファンにとってもつらい３年間だったと思います。残念ではありますが、今は『ありがとうございました』という気持ちでいっぱいです。

　あれだけ練習する人から、『若いころにもっとやっておけば』という言葉がでるのが、アニキらしい記者会見でした。弱かったタイガースに、『練習の鬼』にして『自分の弱さを見せない』アニキが来て、チームは確かに強くなりました。生きた教材として、多くの選手の手本だったと思います。

　思い出は多過ぎてキリがないのですが、落合さん、星野さんのような、厳しいけど思いやりのある指導者になって下さい。元旦に広島のアスリートに行っても、黙々とトレーニングするアニキの姿が無いのは寂しいです」