金本の引退会見 生中継が高視聴率

 12日にプロ野球・阪神の金本知憲選手(44)の引退表明会見を番組内で生中継した、MBS「ちちんぷいぷい」(関西ローカル/月~金、後2・55)の視聴率が、瞬間最高11・7%の好数字だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 金本が涙を流しながら鉄人伝説に幕を下ろす決断を語った会見は、同番組が12日午後4時6分から23分間にわたって生中継した。

 この時間帯の平均視聴率は、前週同時間帯比2・4%増の11・1%と、夕方の時間帯としては高い数字をマークし、突然の金本引退の報に、お茶の間が反応したことがうかがえる。

 瞬間最高は2回で、まずは金本が阪神での03年、05年の2度のリーグ優勝を振り返り「タイガースの歴史の中で一番強くて、人気のある時にプレーさせてもらった」と感謝した午後4時11分。さらに同4時16分に、「金本選手にとって野球とは」と聞かれ「(野球とは)長嶋さんじゃないですけど人生そのもの」と語ったシーンで、11・7%まで数字が跳ね上がった。

 同局には放送後、視聴者から「生放送で中継してくれてありがとう。見ごたえのある生中継でした。うれしい」との声が寄せられたという。

 またABCは阪神密着番組「虎バン」(関西ローカル/土曜、深夜1・00)の22日放送分を“金本引退特集”として放送する予定。在阪各局とも今後、金本引退を受けての特番放送を検討している。

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