今年デビュー８周年を迎えた関ジャニ∞が１６日、東京・味の素スタジアムでグループ初となるスタジアムコンサートを行った。５万５０００人を動員したこの日は、１１月１０、１１日に東京ドーム、１２月３０日～来年１月１日に大阪・京セラドームでツアーの追加公演を行うことを発表。これにより８周年記念イベントとコンサートの総動員数は過去最高となる８８万人となり、全国４７都道府県ツアー（０７年）の６７万人を５年ぶりに更新。８づくしの“エイト祭り”にメンバーもさらに気合が入っていた。

　８周年記念イヤーを８８万人動員で締めくくる。メンバーの横山裕（３１）は「８にこだわっていた。スタッフさんらも協力してくれてありがたい」と追加公演の決定を喜んだ。村上信五（３０）も「８年前には考えられない数字」と苦労を乗り越え到達した数字に感激した。

　今月１５日からスタートした全国ツアーはすでに完売しており、メンバーは「関ジャニ∞の８周年、感謝の気持ちをより多くのファンに届けたい」と公演の追加開催を熱望していた。新たに決まった東京ドームと京セラドームでの追加公演では２２万人を動員予定。これにより、８月の滞在型イベント「∞祭」（２０万人）、今月１５日スタートの全国ツアー（４６万人）と合計し８周年記念イベント・コンサートの総動員数は８８万人に到達することになった。

　初の野外スタジアム公演のこの日は、横山がＡＫＢ４８のように“センターポジション”を務めた新アルバム収録曲「クルトン」を初披露したほか、０９年以来３年ぶりにエイトレンジャー姿で“爆笑コント”も展開。メンバーは、１０月１７日に関ジャニ初のベストアルバム「８ＥＳＴ」を発売することも発表し、５万５０００人を大熱狂させた。

　「デビュー前の公演では１０００人の席も埋まらなかった」と振り返った錦戸亮（２７）は「今までやってきたことは間違いじゃないと確信しています」と満員の客席を見やりジーン。「まだ８周年。これからの活躍にご期待下さい」とさらなる飛躍をファンに約束していた。