福山ソロ史上最大 18万人動員ライブ
歌手で俳優の福山雅治(43)が17日、横浜市の横浜スタジアムでファンクラブイベントを行い、12月にパシフィコ横浜で10日間、18万人動員のライブを行うことを発表した。同一会場での10日間公演はソロアーティストとしては史上最大。アンコール後に福山が自らサプライズ発表すると、集まった3万人のファンクラブ会員から大歓声がわき起こった。
イベントの最後に“サンキュー”の気持ちを込めて、ビッグプレゼントの封を切った。「今年もやってしまうんです。『冬の大感謝祭』。しかも史上最大の10デイズ!」。「家族になろうよ」を歌い終わった福山が、笑顔でサプライズの中身を発表した。
ハマスタの3万人を狂喜させたのは、パシフィコ横浜での怒とうの10日間ライブ。12月15日を皮切りに、16、19、20、23、24、27、28、30、年越しの31日まで福山がフル稼働する。同一会場で同時期に行う10日間公演は、ソロアーティストとしては史上最大となる。
年末恒例の「冬の大感謝祭」は昨年も同所で開催され、5日間で7万5000人を集めた。今年は一気に倍以上の18万人を動員可能。福山は「満員にならなくてスッカスカでもいい」と覚悟を明かしたが、決して届かない数字ではない。15日からこの日まで行われたイベントは、16年ぶり3回目のファンクラブ「BROS.」会員限定のもの。それでも、3日間で計9万人が来場しており、一般のファンを含めれば“倍増”は難しくない。
冬が来る前にも、感謝を伝える3日間だった。徹底的に「サンキュー」にこだわり、チケット代は3939円、大型モニターのサイズは横30メートル縦9メートル。動員数も含め、あちこちに「3」と「9」がちりばめられた。
ステージでは10月10日発売のシングル「Beautiful life」、イベントのために募ったリクエストで1位を獲得した「あの夏も 海も 空も」など20曲を披露。前半は1人、後半はドラムとキーボードを加えた3人だけというシンプルな構成だった。
「こんな実験的なチャレンジができるのもBROS.のみんなのおかげです」。「BROS.」は結成22周年を迎えた。支え続けてくれたファンと、今後もともに歩んでいく。