早乙女太一、全治3カ月でファンに謝罪
大衆演劇の若手人気俳優・早乙女太一(20)が18日の東京・日本橋劇場の舞台「劇団朱雀/自主公演」で左足踵(かかと)を骨折し、全治3カ月の重傷を負っていたことが19日、分かった。
第1部終了後、2階桟敷席から約3・5メートル下の舞台上に飛び降りた際に負傷したもので、そのまま降板。現在は入院せずに療養。回復具合を見て今後の治療方針を決めるという。舞台は代役を立てて21日まで上演されるが、早乙女はこの日、車いすで舞台に登場して観客におわびした。
関係者によると、早乙女は18日の「劇団朱雀/自主公演」初日公演で第1部終了後、ファンサービスとして舞台から1階客席に降りた。ファンと握手などの交流をした後、2階席からのファンからも呼びかけを受け、2階へ上がった。
その後、第2部開演時間が迫ったため、舞台右側の2階席にある桟敷席から3・5メートル下の舞台に飛び降りたが、その場でうずくまり、舞台袖へ這(は)ったまま消えた。痛みを訴えたため、関係者の車で病院へ直行したところ、左かかとの骨折が判明し、19日にあらためて精密検査を受け「左踵骨骨折」で全治3カ月と診断された。
早乙女は、これまでも公演中に2階席から飛び降りたことはあったが、その時はスリッパを履いていたといい、今回は素足だったため大けがになってしまったようだ。着地時の衝撃で骨の一部は砕けたような状態で、病院では形成術などの治療を受けた。現在は患部を固定し、経過を見て手術を含めた治療方針を決めるという。
このため、当面は活動ができず、18日の第2部から21日までの同公演は代役を立てて上演。また、26日からの東京国際フォーラムでの舞台「MOON SAGA~義経秘伝~」や今秋の全国ツアーなどについて、所属事務所は「順次ご報告する」としているが、現状では出演は難しい。
早乙女はこの日、公演中の日本橋劇場に車いす姿で訪問。ファンに「出演できず申し訳ない」と謝罪。関係者によれば「ケガして出演できないことに、ひたすら泣いている」という。また、ブログも更新し、ファンへ報告した上で「少しでも早く治せるよう、十分安静にします。ご迷惑かけてすいませんでした」とおわびしている。