アンバサダーあっちゃん東京映画祭の顔

 8月にAKB48を卒業した前田敦子(21)が、10月20日に開幕する「第25回東京国際映画祭」のアンバサダーを務めることになり20日、都内で開かれた記者会見に出席した。開催期間中、同映画祭の“顔”として、日本映画の魅力を紹介する橋渡し役を担うことに「映画が大好きなので、すてきな役目をいただいた」と大喜び。「求められる女優になりたい」と目標も語った。

 AKBを卒業し、女優として羽ばたこうとするあっちゃんに、大役が回ってきた。

 同映画祭は、日本唯一の国際映画制作者連盟が公認する国際映画祭で、世界の約100カ国が参加するアジア最大級のシネマの祭典。大使を意味するアンバサダーは、映画祭の「顔」として、映画祭の魅力を伝える橋渡し役を担う。

 黒のパンツ姿で登壇した前田は「とても重要な役目で緊張するけど、すごく映画が好きなので、うれしいし、楽しみ」と就任に胸を躍らせた。主催者は「絶大な人気で、若い世代にも映画の魅力を紹介できる」と期待を寄せた。

 前田はAKB在籍中から「目標は女優」と公言してきた。今年は映画「苦役列車」でヒロインを好演。11月からは“国際女優”デビューとなるトニー・レオン主演の日中合作映画「一九〇五」(来秋公開)の撮影が始まる。

 アンバサダーとしても、世界の映画人と触れ合うことで、さらに国際派女優への可能性も高まる。10月20日の開幕セレモニー出席が“初仕事”となりそうな前田は、「強い女性にあこがれるので、演じてみたい。求められる女優になりたいので頑張りたい」と希望を語った。未来は限りなく広がっていく。

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