４月に所属事務所の女性社長らを解任する“お家騒動”を起こした歌手の小林幸子（５８）が２７日、都内で新曲「茨の木（いばらのき）」（１０月１７日発売）の発表会を行った。

　８月に１７年間所属したレコード会社を離れ、ようやくこぎつけた自主レーベルでの新曲リリースに「本当にやっ～とです。新しい一歩です」と胸中を吐露。３４年連続での出場を目指すＮＨＫ紅白歌合戦へも、「選んでいただけたら、すごくうれしいです。衣装は毎年、頭の中では考えております」と意欲を見せた。

　新曲は、さだまさし（６０）が作詞作曲を担当。騒動が起こる前から、来年迎える自身の芸能生活５０周年記念楽曲の制作を依頼していたことから、“再出発”の手助けをしてもらうことになった。会見中、さだからの「この歌が、彼女自身の新しい門出へのエールとなりますように」というメッセージが読み上げられると、小林の目には涙があふれだした。