小田和正 11年ぶりライブDVD
シンガー・ソングライターの小田和正(65)が、11月21日に11年ぶりとなるライブDVD「小田和正コンサート“どーもどーも”その日が来るまでin東京ドーム」を発売することが決まった。
昨年9月28、29日に東京ドームで開催したコンサートの模様を収録したもので、オフコース時代の曲も収録したライブ盤“自己ベスト”的内容。東日本大震災を受けて作った楽曲「その日が来るまで」(CD未発売)も特別編集で収録されている。
11年ぶりのライブDVDは、小田が自ら監修。3時間を超えるライブを再現するため、「さよなら」「ラブ・ストーリーは突然に」「キラキラ」「東京の空」など全36曲、157分の大作となった。
締めくくりの曲は、昨年3月11日の東日本大震災を受けて、大学時代(東北大学工学部建築学科)を過ごした第2の故郷・東北への思いを込め作った「その日が来るまで」。この曲だけは東京ドームでの映像ではなく、今年4月から5月にかけて行った東北ツアー(秋田、宮城、青森、岩手、福島)の5会場の映像を織り込み編集した。歌詞もテロップでつけた。
小田は東北ツアーを前に、パンフレットに「いつか、きっとその歌を書きます。そしてボクは、その日が来るまでずっと頑張ろう、みんなの街へ行って、思い切りの笑顔で手を振ろうと決めました。きっと待っていてください。みんなの心にふるさとの空がいつもありますように、いつかきっとふるさとの空がすべての人たちに戻ってきますように。」とつづり、震災直後の昨年5月にスタートしたツアーでも被災地の人々への思いを口にしていた。
小田和正名義でのライブ映像(ビデオ、DVD)は、98年発売の「THRU THE WINDOW LIVE」、01年発売の「小田和正ツアーカウントダウン・ライヴ ちょっと寒いけどみんなで SAME MOON!!」に続き、今作で3作目。小田には「ライヴは皆さんの心の中に留めておいていただければ」という思いがあり、極端に映像作品の少ないアーティストでもある。