西野カナ 吉田沙保里先輩にラブコール

 歌手・西野カナ(23)が13日、地元・三重の県営サンアリーナで“凱旋ライブ”を行い、同県出身で、10日に国民栄誉賞授与が内定したロンドン五輪女子レスリング55キロ級金メダリストの吉田沙保里(30)に“来場ラブコール”を送った。中学時代に、吉田も教えた教師の授業を受けていた西野は、同郷の大先輩の偉業に「驚きと尊敬の気持ちでいっぱいです」と祝福。自身も世界に通用する歌手となることを誓い、「いつかライブに来ていただきたい」と呼び掛けた。

 昨年8月26日以来2度目の凱旋ライブで、7000人を熱狂させた西野は、国民栄誉賞授与が内定した同郷の大先輩、吉田の偉業に思いをはせた。「『今できることをやる』という吉田選手の信条に、とても勇気づけられました」と尊敬の思いを吐露し、「いつかライブを見に来ていただければ」と対面を熱望した。

 三重県松阪市出身の西野は、津市出身の吉田と直接の面識はないものの、中学時代に、吉田を教えていた教師のもとで学んだ。恩師が同じ“縁”に加え、三重県観光大使を務めるなど故郷愛が強いこともあり、吉田の活躍に注目し、ロンドン五輪での金メダルの瞬間もテレビ観戦した。

 その世界での活躍には大きな刺激を受け、「同じ三重県出身の女性として、三重県から世界に向けて、大きな夢と目標を持ってアーティスト活動を頑張っていきたいと思います」ときっぱり。今年1月には、台湾版の紅白歌合戦である「超級巨星紅白芸能大賞」に、日本から唯一出演し、世界へと歩みも進めている。

 故郷からスタートさせた自身初のアリーナツアーでは「カナや~ん!!おかえりー」という大歓声を受け、「ありがとう!ただいま~」と帰郷を報告。両親や親せきも見守る中、故郷をイメージした「My Place」を熱唱し、さらに11月7日に新曲「Always」のリリースを発表するなど約2時間、故郷のにおいを楽しんでいた。

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