歌手・西城秀樹（５７）が１５日、大阪・オリックス劇場でコンサート「心響‐ＫＯＤＯＵ‐」を行った。

　７日のトークショーで６０歳での歌手引退を示唆した西城は、この日のステージの中盤で「年を取ると疲れるわ」と意味深にこぼすと、会場の女性ファンから悲鳴のような声が上がった。続けて「僕は２度病気（０３年と昨年末の脳こうそく）をして、人には言えない悩みを抱えながら、毎日リハビリを頑張っています」と、時に辛い気持ちになる現状を告白した。

　それでも、「僕自身も歌うことでパワーをもらってます」と話すと、「やれるところまで頑張ってみる」とキッパリ。引退撤回を示唆する発言に、会場から万雷の拍手が起こった。

　還暦に向けたグッズ作りのプランも明かした西城は、「ギャランドゥ」など全１８曲を熱唱し、ファンを酔わせた。