橋下市長、謝罪態度に怒「鬼畜だ!」

 橋下徹大阪市長(43)が22日、自身の出自に関する記事を掲載した週刊朝日への怒りを“再爆発”させた。この日、23日発売の同誌に掲載される謝罪記事の内容が判明したが、大阪市内で取材対応した橋下市長は「雑誌を役所にポンと送りつけてきただけ。バカ連中は謝り方のひとつも知らないのか」と憤慨した。同誌が実母に出自記事を送りつけていたことも暴露し「こいつら鬼畜だ」と糾弾。同誌に対し、11月1日に市役所で行う定例会見への出席を要求した。

 簡単に収束へは向かわなかった。刷りたての謝罪記事掲載号を市庁舎へ送付するという、週刊朝日の手順に橋下市長が再噴火した。

 「人に対する謝り方なんて、人間としてのイロハのイだ。もうね、朝日新聞グループの良識のなさは…、もうトコトンいきますよ!」。大阪市内での公務会議出席後に対応した橋下市長は、激しい口調で対朝日新聞グループ“第2ラウンド”突入を宣言した。

 この日、23日発売号の同誌に掲載される謝罪文の内容が判明。河畠大四編集長名の見開き2ページにわたる異例のサイズだったが、橋下市長はバッサリ切り捨てた。「役所に週刊誌をポンと送りつけてきて、それで終わり。どういう社会人としてのマナーなんだ!朝日新聞グループで人に対する謝り方の検証をしたらどうか」と“謝罪態度”にブチ切れた。

 エキサイトした橋下市長は、同誌が自身の母親に対し、出自記事が掲載された前号を送り、コメントを求めようとしていたことについて「もう人間じゃない!鬼畜だ!」と声を荒らげた。さらに、謝罪記事の中で、出自記事作成の経緯などを徹底検証するとしていることに触れ「検証するとか言っているが、もう再起不能、矯正不可能だ」と断じた。

 「明らかにペンの力による家族抹殺だった。だから僕も向こうを抹殺しにいかないといけなかった」。朝日新聞への取材拒否問題は「ノーサイド」に変わりないとしたが、再び朝日新聞グループに対する見識追及を宣言。週刊朝日サイドに向け「人間と言えるかどうかは、次の会見に表に出て来るかにかかっているんじゃないか」と11月1日、大阪市役所での“直接対決”を要求。怒りはしばらく鎮火しそうもない。

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