女優の吉永小百合（６７）が２２日、東京・池袋の西武池袋本店別館で２３日から開催される「吉永小百合展　一生生徒で…」（西武ギャラリー、３１日まで）の会見を同所で行った。会場には浜田光夫（６９）、松原智恵子（６９）ら日活時代の俳優仲間が祝福に駆けつけ、男優陣らとの“接近戦”の思い出や、“デート話”などを次々と暴露。吉永は「そんなこと、ありましたっけ！？」とタジタジになっていた。

　主演映画「北のカナリアたち」（１１月３日公開）の公開を記念した展覧会のオープニングで、吉永の意外な素顔がオープンになった。

　松原は、６３年公開の「青い山脈」撮影時に、吉永が宿舎で浜田、高橋英樹（６８）ら共演男優陣と相撲で戦ったエピソードを告白。「枕の投げ合いから相撲になって…もう取っ組み合いです。浜田君、高橋君の上になったり下になったり…」と吉永の男勝りな一面を暴露。吉永は「そんなことありましたっけ。男の子の上に乗るなんて、勘違いじゃないかしら」と大テレでオトボケ。

　さらに、４４作品で共演した浜田は、あんみつ屋でお茶をした際にテーブル下でそっとお代を渡された秘話を吐露。１５歳の吉永に「こういう時は男の人が先に立って、お金を払うものなのよ」と諭されたといい、浜田は「それ以来『年下のお姉さん』という感じで頭が上がりません」と苦笑い。吉永は「こうやって笑いながら会えることはうれしいですね」と青春を共に過ごした仲間の絆に笑顔満開。

　展示会は、日活に送った履歴書や、幼少期の写真など初公開のものも多く、吉永は「気恥ずかしく穴があったら入りたい思いもありましたが、（デビュー）５５年で、足跡を見ていただくのもいいのではと決心しました」と話していた。