由紀さおり、三浦友和らに紫綬褒章
政府は2012年秋の褒章受章者を2日付で発表した。
受章者は712人と24団体。芸術やスポーツ、学問で功績を残した人に贈られる紫綬褒章は29人で、歌手の由紀さおり=本名・安田章子(65)や俳優の三浦友和=本名・三浦稔=(60)のほか、レスリングの吉田沙保里(30)、体操の内村航平(23)らロンドン五輪の金メダリスト7人も受章した。
デビュー曲「夜明けのスキャット」以来長きにわたり活躍、昨年は米国のジャズオーケストラと共演したアルバム「1969」が世界的にヒットした由紀は「日本語の情感を伝える音楽として歌謡曲は欠かせない。それを長く歌ってきた私が紫綬褒章というご褒美を頂き、すごくうれしい」と喜びのコメント。80年代からは姉の安田祥子と共に童謡や唱歌を歌うコンサートも行っており、幼稚園で歌う活動は「足腰が立たなくなっても続けたい」とした。