来年４月１日スタートのＮＨＫ連続テレビ小説「あまちゃん」（脚本・宮藤官九郎）でヒロインを演じる女優・能年玲奈（１９）らが１日、ロケ地の岩手県・久慈市で記者会見した。

　能年演じる引きこもりがちだった都内の女子高生・天野アキが、母の故郷・岩手に移り住み、祖母の後を追って、海女として成長していく姿を描く人情喜劇。能年は実際に素潜りにも挑戦する。

　東日本大震災の津波で被災した久慈市沿岸部の海にも潜った能年は「最初はいかつい海だと思ったけど、入ったら穏やかできれい」と笑顔を浮かべた。

　ロケには祖母役の宮本信子（６７）、母親役の小泉今日子（４６）も参加。能年は「小泉さん、宮本さんを始めとするすごい方々の中に自分が入っていくというのが、撮影前までは、不安で仕方なかったけど、お２人とも、おばあちゃん、おかあさんでいてくださるので、自分もアキにならなきゃという熱い気持ちが沸いています」と語った。

　小泉も「能年さんがアキそのものに見えてきて、それを見るのが本当に毎日楽しくて。本当に赤ちゃんみたいなかわいいい顔をしてるんです。毎日幸せな気持ちになります」とすっかり母親役になりきっていた。