仁鶴50周年「無我夢中たどり着いた」
上方落語界の重鎮、笑福亭仁鶴(75)が4日、芸能生活50周年を記念して大阪・難波の劇場「なんばグランド花月」で記者会見し、「光陰矢のごとし。無我夢中でたどり着いた50年です」としみじみとあいさつした。
1962年、六代目笑福亭松鶴に入門。ラジオの深夜放送が評判となり、テレビに進出した。その足跡を振り返る一方、「(番組の材料となる)新聞や週刊誌の記事を切り取ってくれた」と、45年以上連れ添う妻の支えに感謝した。
会見では桂文枝(69)ら後輩芸人も祝福。仁鶴にあこがれて落語家になったという文枝は「学生時代に落語会に通い、(仁鶴の)ネタを練習しながら帰った」と思い出話を披露した。同劇場では7~30日、仁鶴の若き日を描く「吉本百年物語11月公演『深夜のキラ星~スター誕生』」を上演する。