田村正和、清張作品で久々ドラマ主演
俳優の田村正和(69)が12月15日放送のテレビ朝日系スペシャルドラマ「十万分の一の偶然」(後9・00)で主演を務めることが5日、分かった。田村のドラマ主演は、2011年1月から放送された同局系の連ドラ「告発~国選弁護人」以来、1年9カ月ぶり。
ドラマは“後期の傑作”とうたわれた松本清張原作の長編ミステリー。娘を事故で亡くした父親(田村)が執念で真相を突き止めていく物語だ。
09年の同局系SPドラマ「疑惑」、10年のフジテレビ系SPドラマ「球形の荒野」など清張作品の常連の田村は「単なる謎解きのドラマではなく、父親の執念、審理のプロセスが丁寧に描かれた“人間ドラマ”。徹底した人物描写と物語の構成に面白さを感じた」と熱演。「大変充実した撮影でした」と手応えを明かした。
同ドラマは、テレビ朝日開局55周年記念の第一弾企画「松本清張没後20年 2夜連続ドラマスペシャル」の一夜目。12月16日放送の第二夜は米倉涼子(37)主演の「熱い空気」(後9・00)で、米倉演じる“ブス”な家政婦姿も初公開された。