山中教授、練習不足で大阪マラソン断念
大阪府は5日、今月25日開催の大阪マラソンにチャリティーランナーとして参加する予定だった京都大の山中伸弥教授(50)が、出場を断念してサポーターとして応援することになったと発表した。
ノーベル医学生理学賞の受賞が決まってから、十分な練習ができなかったことが理由。山中教授は「マラソンを走って大阪の街を盛り上げたかったが、非常に残念です。期待してくださった方々におわび申し上げます」とのコメントを出した。
大阪府出身の山中教授は、昨年は大阪マラソンに参加。約20年ぶりとなるフルマラソンを4時間29分53秒で完走した。
今年3月には東日本大震災からの復興支援をテーマにした京都マラソンにも出場し、4時間3分19秒で走りきった。
ノーベル賞決定後の記者会見では、研究をマラソンに例え「途中で倒れないように、実力以上にペースを上げず、これまで通りやっていきたい」と話していた。