米大統領選で、民主党現職のバラク・オバマ大統領（５１）が再選を果たしたのを受け、お笑いコンビ・デンジャラスのノッチ（４７）が７日、都内で会見した。オバマ大統領の物まねを持ちネタにするノッチだけに、大接戦が伝えられた開票の行方にヤキモキ。再選が決まると、４年前の“オバマ景気”再現とばかりに、笑顔を見せていた。

　怖～い妻も祝福　自身の芸人人生を左右する米大統領選。オバマ氏が再選を逃せば、物まねのノッチも“辞職”の危機だっただけに、大統領選の行方を徹夜で見守り「日本で一番ハラハラしていたのはノッチですよ！」と胸をなで下ろした。会見場に向かう地下鉄の車内で当選確実を知り、恐妻として知られる友美夫人からは「あなた、当選おめでとう」とメールで祝福されたという。

　オバマ氏と実際に対面し、お墨付きをもらった経験もある「日本のオバマ」だが、支持率がきっこうしていたことに不安を覚え、共和党のミット・ロムニー候補（６５）のカツラと白いどうらんも用意し、“乗り換え”を画策していたことも告白。「“チェンジ”しないで済みました…」と笑顔で、来年１月にワシントンで行われる大統領就任式に祝福に駆けつける意欲を見せた。

　４年前のオバマ・フィーバーでは仕事が多数舞い込んだが、この日、オバマ氏のふん装を披露したのは約１年ぶりのこと。夢よもう一度と、オファーを心待ちにするノッチは景気づけに、オバマ氏のスローガン「ＦＯＲＷＡＲＤ（フォワード）」にちなんだ新ネタ「ＦＯＲＷＡＲＤ！嫁の話はＮＧワード！」を初披露。しかし、会場は沈黙に終わり、快調な？“スベり出し”を切っていた。