今年結成３０周年を迎えた伝説のロックバンド・ＢＯφＷＹの未発表映像が２４日、群馬県高崎市の国内最大級の大型屋外ビジョンで初公開された。高崎はボーカル・氷室京介（５２）、ギター・布袋寅泰（５０）、ベース・松井恒松（５２）の出身地で、ＢＯφＷＹの“原点”の地。１９８７年の解散宣言から四半世紀を経てよみがえった貴重な映像に、集まった１０００人のファンは大興奮。メンバーのドラマー・高橋まこと（５８）は歓声に目を細め、ＢＯφＷＹを愛し続けるファンに感謝した。

　時を経てなお愛される伝説のバンドの“原点の地”で、プレミアム映像が初めて公開された。

１０００人沸いた！！　流されたのは８６年１２月１０日の東京・日本武道館公演の映像。「Ｂ・ＢＬＵＥ」や「ハイウェイに乗る前に」などの演奏シーンが約２０分にわたり巨大スクリーンで放映され、１０００人のファンからは歓声と大きな拍手がわき上がった。

　現場近くでその様子を見守った高橋は「メンバーみんな若いな～。（当時は）一番脂が乗っていた時期のツアーで、とにかく忙しかった印象がある」と懐かしそうな表情。集まった多くのファンに「世代を超えても支持されていてうれしい。みんなにずっと聞いてもらっているから、ＢＯφＷＹの音楽は古くならないのかも」と感謝した。

　未発表映像は、解散宣言からちょうど２５年となる１２月２４日に発売される、ブルーレイ６枚組ボックス「Ｂｌｕ‐ｒａｙ　ＣＯＭＰＬＥＴＥ」を編集する際に倉庫から発見されたもの。高橋は、「（この映像が入ったブルーレイを見れば）ライブ会場にいるような気持ちになれるんじゃないかな。まだまだ盛り上がろうぜ！」とファンにメッセージしていた。