EXILE、“弟”ライブに飛び入り
ダンス&ボーカルグループEXILEが9日、さいたまスーパーアリーナで行われた三代目 J Soul Brothersの全国ツアー最終公演にサプライズ出演した。大みそかのNHK「紅白歌合戦」への初出場を決めるなど、成長著しい弟分からのラブコールに応え、19人でのパフォーマンスでファン1万8000人に一足早いクリスマスプレゼントを届けた。
アンコールの呼びかけがこだまする中、真っ暗な会場のスクリーンに、EXILEメンバーの姿が映し出されると、会場は興奮のるつぼと化した。
リーダーのHIRO(43)らEXILEの14人が登場し、登坂広臣(25)、今市隆二(26)ら三代目メンバーと肩を組み、コラボ曲「24karats TRIBE OF GOLD」を披露し、あいさつもなく会場を去ると、ファン1万8000人は狂喜乱舞した。
コラボで弟分の成長をたたえた。2010年に結成した三代目は今年、発売した3枚のシングルがいずれも大ヒット。9月からの初の単独ツアーで23公演20万人を動員した。「花火」が日本レコード大賞優秀作品賞を獲得、紅白初出場もつかみ取った。
そんな頼もしい後輩たちから“ファンを最高に楽しませるために出てほしい”と直談判された兄貴たちは、同じステージから“紅白おめでとう。これからも頑張れ”と無言のエールを送った形だ。
兄貴分との“祝福共演”に登坂は「ここまで来れたのはEXILEさんやファンのおかげ。感謝を忘れずに来年も頑張りたい」と感激。両グループを兼務するNAOTOは「いまのは夢じゃないですよ」、NAOKIは「前代未聞の事件だね」としたり顔を見せ、ファンから「紅白おめでとう~」の声援に手を振って応えた。
なお、「‐GOLD」を収録するEXILEの2枚組みベストアルバム「EXILE BEST HITS‐LOVE SIDE/SOUL SIDE」は、今月5日に29万枚以上を出荷している。