ほしのあき“オークション詐欺”のサクラ
入札のたびに手数料がかかるペニーオークションサイト「ワールドオークション」の手数料詐欺事件で、タレントのほしのあき(35)が落札していない商品を落札したかのようにブログに書き込んでいたことが12日、京都府警の捜査関係者や、ほしのの所属事務所への取材でわかった。ほしのは友人のタレント・松金ようこ(30)から頼まれ書き込んだという。松金サイドは本紙の取材に「ほしのさんに迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪した。
ほしのは2010年12月のブログに、新品の空気清浄機を落札していないのに「1080円で落札した」と書き込み、「ワールド‐」を利用したと宣伝していた。京都府警は、ほかの複数のタレントもブログなどに書き込んでいた可能性もあるとみて調べている。
情報を総合すると、ほしのは松金から書き込みを持ちかけられ、指示された文面を事務所を通さずブログに掲載したという。サイト運営者とは面識がなく、その後、ほしのが松金に教えた口座を通じて現金30万円を受け取った。今月7日、事務所に京都府警から電話で問い合わせがあり、本人に確認して事態が明らかになった。
ほしのは「どんなサイトか分からずにやった。知らなかったとはいえ軽率な行動だった」と反省しており、きょうにも公式ブログでコメントする予定という。事務所関係者は「ブログは本人に任せているが、事務所としてもチェックが甘かったと反省している」とコメント。松金の所属事務所は「松金の軽率な行動から、ほしのさんに多大な迷惑をかけた。京都府警にも事情を説明した」と答えている。