漫才コンビNo.１決定戦「ＴＨＥ　ＭＡＮＺＡＩ　２０１２」の決勝大会が１６日、都内で行われ、参加１７４０組から浜谷健司（３５）と神田伸一郎（３５）のコンビ・ハマカーンが優勝した。千鳥、アルコ＆ピースの３組による最終決戦を制しての優勝が決まった瞬間、浜谷は両手でガッツポーズ、神田はトレードマークのメガネを外して号泣した。

　本来は浜谷がボケで、神田がツッコミ。だが、この日披露した２ネタは、女性っぽい会話を繰り広げる神田に、浜谷が突っかかるというこれまでとは逆の新スタイルだった。浜谷は「『ネタのスタイルを変えて、マイナスにいっても構わないよな』と、２人とも意見が一緒でした」と背水の陣で決戦に臨んだことを明かした。

　結成から１２年でやっとつかんだ栄冠。タレント・神田うの（３７）の弟の神田は、「姉の愛情がめいっ子にいってるので、弟に戻ってきそう！！」と“Ｖ効果”に期待。浜谷は、着用した勝負服の一式を東ＭＡＸこと東貴博（４２）に用意してもらったこと明かし「おかげさまで優勝できましたと報告して、本人の機嫌をとります」とニヤリ。昨年の同大会では同じ事務所のＨｉ‐Ｈｉが最終決戦の４組に残りブレークしており、神田は「自分の漫才で結果を出されていたので、いい目標になりました」と快挙達成の“原動力”に感謝していた。