谷川浩司九段、将棋連盟新会長に選出
日本将棋連盟は25日、東京都渋谷区の将棋会館で臨時理事会を開き、18日に死去した米長邦雄会長の後任に専務理事の谷川浩司九段(50)を選んだ。
谷川新会長は神戸市出身で同市在住。1983年に史上最年少の21歳で名人となった。通算タイトル獲得数は歴代4位の27期。現在も最高峰リーグのA級順位戦に在籍するトップ棋士で、現役を続けながら会長職を引き継ぐ。関西在住の会長は初となる。
理事会後の記者会見で谷川新会長は「米長会長の遺志を継いで、将棋界の隆盛のため全力を尽くしたい」と話した。
日本将棋連盟の会長の任期は通常2年だが、米長会長の死去に伴う後任人事のため、任期は来年の通常総会まで。また、専務理事には常務理事の田中寅彦九段(55)が昇格する。