サザンオールスターズの桑田佳祐（５６）が、１月１０日スタートのフジテレビ系ドラマ「最高の離婚」（木曜、後１０・００）で、主題歌を担当することが６日、都内で行われた同ドラマの完成披露試写で発表された。桑田がソロとして連ドラ主題歌を担当するのは約２年ぶり。タイトルは「Ｙｉｎ　Ｙａｎｇ（イ　ヤン）」に決まり、女性が発する「イヤン」の語感と相まった桑田らしいナンバー。女性に翻弄される情けない男性を描いた新曲を連想させる桑田の最新写真も独自入手した。

　桑田の映像が映し出されると、試写会場に詰めかけた約２５０人が「ワァ～！！」と歓喜の声を上げた。桑田にとって、主題歌担当は１１年の同局系「ＣＯＮＴＲＯＬ～犯罪心理捜査～」での楽曲「銀河の星屑」以来。桑田は「テーマ曲をありがたいことに任せていただきました」と、ＶＴＲで報告した。

　“桑田サウンド”が響きわたるドラマは、主演の瑛太（３０）＆尾野真千子（３１）、俳優・綾野剛（３０）＆真木よう子（３０）が演じる３０代の２組の夫婦を通して、夫婦とは何かを描いたラブ＆ホームコメディー。番組プロデューサーが、３０代の男女の機微を表現できるのは桑田しかいないと、熱烈オファーを出した。

　主題歌は３月１３日リリースの“トリプルＡ面”シングルの１曲。桑田がドラマの台本を読み、キャストの顔を想像しながらインスピレーションを膨らまし、「懐かしい昭和のリズム＆ブルースのような曲調でございまして、ちょっと情けない男の物語といった感じ」に仕上げたという。タイトルの「Ｙｉｎ　Ｙａｎｇ」は、中国語で陰と陽の意味を持ち、また、日本女性が発する「イヤン」も含んでいるという。

　桑田の真骨頂ともいえる“エロス”を含んだナンバーは、ドラマのエンディングにも流れ、瑛太ら４人の出演者が毎回妖えんなダンスを披露する。セクシードレスで瑛太と踊った尾野は「あんなことやこんなことも…恥ずかしいです」と“激レア映像”に顔を覆った。

　桑田にとって今年はデビュー３５周年のメモリアルイヤーを迎える。「わくわくするようなこと、楽しいことを考えておりますので、そちらの方も皆さま楽しみにして」と、記念イヤーを祝う“ビッグイベント”もにおわせていた。