“チビ八重”鈴木梨央にオファー殺到
1月6日に始まったNHK大河ドラマ「八重の桜」(総合、日曜後8・00)で、綾瀬はるか演じる主人公・八重の幼少期を演じる子役女優・鈴木梨央(7)に出演オファーが殺到していることが11日、分かった。会津弁でやんちゃに振る舞う姿に、NHKにも「かわいい」という反響が続々。芦田愛菜(8)と同じ事務所に所属する“第2の愛菜ちゃん”が、大河から大ブレークする勢いだ。
視聴率21・4%(関東地区ビデオリサーチ調べ)と好発進した「八重の桜」。その第1回で光り輝いた“チビ八重ちゃん”に注目が集まっている。
同作は「幕末のジャンヌ・ダルク」と称された新島八重の一代記。初回は5歳の八重が「お父っつぁま~」と会津弁でわんぱくに活躍する様子を描いた。オンエア後、NHKには「子役が素晴らしかった」という声が多数寄せられ、ネット上でも「天才子役が誕生」「あの子はだれ?」と話題沸騰。事務所には、翌日からCMやドラマの出演オファーの問い合わせが殺到したという。
一夜で視聴者のハートをつかんだ梨央ちゃんは現在、関東の小学校に通う2年生。5歳だった2010年、ドラマ「Mother」での芦田愛菜ちゃんの演技を見て「あんなふうになりたい」と、愛菜ちゃんと同じ事務所に入り、女優デビュー2作目で大役をつかんだ。
“第2の愛菜ちゃん”への期待も高い。大河ドラマは「天地人」(09年)の加藤清志郎、「龍馬伝」(10年)の濱田龍臣ら、スター子役の登竜門。愛菜ちゃんも、11年の「江」に出演しており、事務所関係者も「天才型の愛菜がひまわりなら、努力型の梨央は、地中に根を深く張る癒やし系のたんぽぽ。同じくらい輝いている」と期待する。
「木登りのシーンは怖くて、泣いちゃった。会津弁はテープで何回も聞いて覚えました」と女優の顔を見せる梨央ちゃん。将来の目標を聞くと「綾瀬はるかさんみたいに、みんなを笑顔にできる女優さんか歌手になりたい。AKBさんや三日月さんがあこがれ…あ、違った『三日月』の絢香さんだ」とキュートな素顔をのぞかせた。
梨央ちゃんの登場は、あす13日放送の第2回でひとまず終了。しかし、愛菜ちゃんが、視聴者の反響の大きさから再登場したように、再び大河に帰って来ることもありそうだ。