NHK朝ドラで「GMT47」結成
女優・能年玲奈=(のうねん・れな)(19)=が主演する、4月1日スタートのNHK連続テレビ小説「あまちゃん」(月~土曜、前8・00)の会見が18日、東京・渋谷の同局で行われ、作中で国民的アイドルグループAKB48を意識させる、「GMT47」が“結成”されることが明らかになった。能年演じるヒロイン・アキが加入する、全国のご当地アイドルを集めたグループという設定。舞台を岩手・北三陸から東京へと移す後編で同グループの挫折奮闘が描かれる。
“大所帯アイドルグループ”ブームが、ついに朝ドラにも波及した。
国民的アイドルグループ、AKB48を意識したと思わせるような「GMT47(ジモトフォーティーセブン)」は、全国47都道府県のご当地アイドルを選抜したグループという設定。番組の訓覇圭チーフプロデューサーは、ネーミングについて「ダジャレです」と説明した。岩手・北三陸で「地元アイドル」として人気者になったアキはGMTのメンバーに選ばれ、上京。地方出身アイドルが集まる寮で互いに切磋琢磨(せっさたくま)しながら、デビューを目指すことになる。
東京編は13週目からの放送のためストーリーの詳細は未定だが、思わぬ形でアイドルグループに“加入”することになった能年は「現場では笑いをこらえるのに必死です」。朝ドラでの執筆は初めての脚本家・宮藤官九郎氏(42)の型破りな物語展開を楽しんでいる様子で「東北の方に笑っていただいて、パワーをもらってくれたら」と、地元愛にあふれるアキさながらに呼びかけた。
また、アキのあこがれの存在である大女優・鈴鹿ひろ美役を薬師丸ひろ子(48)、GMTのプロデューサー役を古田新太(47)、アキをGMTにスカウトするマネジャー役を松田龍平(29)が演じることがあわせて発表された。ともに朝ドラ初出演で、薬師丸は「『大女優』という肩書がネックですが、(抜てきした)宮藤さんのせいにして『大女優』を乗りきりたい」と照れ笑いを浮かべていた。