広末涼子 コメディエンヌで新境地
東京映画記者会(デイリースポーツなど在京7紙で構成)が制定する「第55回ブルーリボン賞」が29日、決定した。
笑いの無い演技で笑いを誘う‐。「鍵泥棒‐」で、コメディエンヌとして新境地を見せた広末は「本当にうれしいです」と受賞を喜んだ。
「30代に入って、20代の時と求められているものが違ってきていることはすごく感じます」。同作では「まっすぐ明るく、天真らんまんな」広末涼子から“脱皮”した演技を求められた。「ちょっと気持ち悪い位に意識を置いて演じていました。30代からが勝負、と言われてきた意味が最近本当に分かってきて。頂ける役は何でも、自分の可能性を広げてくれる」。
予想外な顔を今後も見せていくことを誓った広末。ちなみにコメディーの「天才」と仰ぐ役者は阿部寛だとか。「阿部さんはどこか天然で、計り知れない。真剣にやっているのに面白いんです」と絶賛。阿部の主演男優賞受賞を知ると「そうなんですか!?さすがですね」と破顔して、同時受賞を喜んでいた。