草なぎ韓国舞台初日、香取お忍び生観劇
SMAPの草なぎ剛(38)が30日、韓国・ソウルの国立劇場で主演舞台「ぼくに炎の戦車を」(2月3日千秋楽)の初日を迎えた。
「人生の目標」だったという自身初の韓国での舞台には、メンバーの香取慎吾(36)がお忍びで生観劇。親友のエールを胸に韓国舞台デビューを果たした草なぎは「これからも韓国俳優の方と演じてみたい」と“第2の故郷”での活躍も切望した。
気の置けない友の激励に草なぎの表情が緩んだ。正午すぎ、共演のチャ・スンウォン(42)、広末涼子(32)、香川照之(47)と劇場前で撮影をしていると、カラフルな服に身を包んだ香取が登場。草なぎは「慎吾が主役みたいだな」とツッコミながらも、目じりを下げた。
草なぎが舞台に立てば、そばには必ず香取がいた。草なぎの主演舞台「瞼の母」(08年)や「K2」(10年)などすべての公演を見に来てくれる香取について、草なぎは「家族が見に来る参観日」と独特の緊張感と恥ずかしさがあると告白した。
それでも、09年に米ニューヨークでの舞台「TALK LIKE SINGING」で海外の舞台を経験している香取の来訪は何より心強かった。草なぎは「まさか韓国に来てくれるとは。『頑張って』と言ってくれた。海外の経験があるので、気を遣ってくれる。普段より優しい」と、友人のゲキに胸を熱くした。
舞台は昨年末に東京、大阪で行い、大盛況のうちに幕を閉じた。日本公演は仕事の都合で観劇できなかった香取も「つよポン(草なぎ)にとって大きな瞬間」と、友の晴れ舞台を見るべく1泊2日の完全プライベート観劇を決意した。
そんな香取に見守られながら、3時間半の舞台を完走した草なぎ。1300人の観客からの拍手を一身に浴び、「夢だった」と感激の面持ち。2001年に歌手、チョナン・カンとしてソウルでゲリラライブも行った草なぎは「(今回が)チョナンの復活ととらえている。次に向けてのターニングポイントになった。(今後は)ソン・ガンホとお芝居したい。SMAPとしてライブもやってみたい」と、韓国でのさらなる野望を口にした。