NAOKI つか芝居で役者開眼

 EXILEおよび三代目J Soul Brothersのパフォーマー・NAOKI(28)が、東京・紀伊國屋ホールで公演中の舞台「熱海殺人事件」で見せる鬼気迫る演技が話題を呼んでいる。2日の初日以来、口コミで評判となり、当日券を求める長蛇の列ができている。NAOKIにとって2年半ぶりの芝居。ダンスに集中するグループでのステージとは違う、速射砲のようなセリフに悪戦苦闘しつつ「これからも芝居をやりたい」と役者業に開眼した心境を明かした。

 マシンガンのようなセリフと、激しい喜怒哀楽の表現。2時間出ずっぱりのNAOKIは汗びっしょりになりながら「4時間半のドームライブと同じくらい疲れる。でも、お客さんのうねりを感じられて、とにかく楽しい」と心地よさを味わっている。

 「熱海‐」は2010年に死去した劇作家つかこうへいさんの代表的戯曲で、初演の1973年以来、40周年にあたる今年、新たに上演されている。NAOKIは、刑事3人から取り調べを受ける恋人殺しの犯人・大山金太郎を演じる。

 登場人物わずか4人の会話劇で圧巻なのは、つか作品特有の早口でまくしたてるセリフ量の多さだ。昨年末に台本を手にしたときには、NAOKIもぼう然。「ヤバイと思って」と正月過ぎから特訓を開始。約1カ月、朝9時から深夜3時までセリフの練習を行い、頭にたたきこんだ。

 EXILEや三代目ではダンス担当だが、グループ加入前は劇団EXILEで活動しており、つか作品はあこがれだった。悲願の出演を果たし「舞台をやっていきたいという思いを強くした。別の芝居をやって、どっぷり役の人生を生きてみたい。役者開眼?そうかもしれないですね」と瞳を輝かせる。「いままでとは違った自分になれた自信がある」。“ニューNAOKI”への手応えを口にする。

 EXILEとしては4月からドームツアーが始まるが「再び集結したときに、どんな風に化学反応が起こせるか、楽しみで仕方ない」と声を弾ませた。舞台をへて、さらに飛躍した姿が見られそうだ。

 公演は18日まで。3月2日に森ノ宮ピロティホールで大阪公演。

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