二階堂ふみ、斗真に気絶「死ねと思った」

 俳優の生田斗真(28)が9日、東京・有楽町のTOHOシネマズスカラ座で、主演映画「脳男」の公開初日舞台あいさつに登場し、撮影中に女優の二階堂ふみ(18)を気絶させたことを明らかにした。

 首を絞めるシーンで力が入ってしまったという。生田に“落とされた”二階堂は「落ちたときは『死ね』と思った」などと毒を吐きまくり、可憐な雰囲気とのギャップで会場の観客を圧倒した。

 生田は今作で感情を持たない殺人者を演じるため半年間、週5回のトレーニングや格闘技に励み体脂肪率7%のボディーをつくり上げた。このため、昨年7月に撮影が行われた爆弾犯役・二階堂の首を絞めるシーンでは、トレーニングの成果が出たのか、想像以上に力が入ってしまった。生田は「グッてやったらバタッて倒れた。17歳(撮影当時)の少女を落としてしまった。トラウマです」と苦笑いした。

 首絞めを受けた二階堂は「『みんな死ね』って思いました。落ちたときも『死ね』と思った」。役作りでも、成長期に過酷な減量を強いられたといい、「(瀧本智行)監督から『病的にやせろ』といわれた。『なんだよ、はやく終われ。この現場』と思った」と淡々と、かわいらしい顔立ちからは想像もつかない言葉を連発。独特の“二階堂ワールド”で存在感を見せつけた。

 映画は、生田や二階堂らストイックに役と向き合った出演者の熱演に、圧巻の爆破シーンが加わり、迫力のある作品に仕上がった。生田は、「恥ずかしげもなく言うのであれば、自信があります」とキッパリ。「こんな作品が日本でつくれるんだという証しになった」とハリウッド作品にも負けないクオリティーに胸を張り、「(今後は)自分自身が日本の文化を支えられる人になりたい」と決意を新たにしていた。

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