中村耕一 覚せい剤「再犯しないと断言」
元JAYWALK(現THE JAYWALK)のボーカル・中村耕一(62)が17日、都内で行われたソロライブ前に会見を行った。2010年3月に覚せい剤取締法違反で逮捕され、5月に懲役2年、執行猶予4年の判決を受けた。執行猶予期間が1年近く残っている段階でのライブ。「甘いと言われるかもしれないが、歌いたいという思いが強くなった」と頭を下げ、「再犯しないと断言できます」と薬物からの脱却を誓った。ステージでは300人を前に20曲を披露した。
執行猶予中ながら、中村が本格活動への一歩を踏み出した。15日に名古屋で復帰ライブを行ったが、都内でのライブは初めて。中村は「時期尚早という思いもあったが、やっぱり歌いたいと思いました」と深々と頭を下げた。
覚せい剤に手を出したことについて「興味本位が一番の原因。結果的に(周囲を)裏切ってしまった」と振り返った。判決は懲役2年、執行猶予4年。「2年間は実刑を受けたと思って、一切仕事をしないで“主夫”として過ごしました」と、明かした。
復帰までは事実婚関係にあるタレントの矢野きよ実(50)らが支えてくれた。中村は「いい意味で(家族が)足かせとなっています」と感謝し、「いつかはきちっとしないと」と矢野との入籍の意思も口にした。再犯の可能性について問われると「手を出すことはない。断言できます」と目を潤ませた。
中村は「歌わせてもらえるなら、ストリートでもいい。広い所でなくても歌いたい」と路上ライブも辞さない覚悟。ステージでは事件後に作った20曲を熱唱し「再始動というよりも、ゼロからのスタートのつもりで頑張ります」とあいさつ。客席からは「お帰り」「待ってたぞ」との声も飛んだ。27日にアルバム「かけがえのないもの」を発売する。