都はるみ 50周年!ノドの不調こらえ29曲

 歌手・都はるみ(65)が誕生日の22日、都内でデビュー50周年記念コンサートを開催した。今月上旬にのどの不調を訴え入院するなど開催が危ぶまれていたが、「まだ100%でない」と言いながらも体全体から気迫をみなぎらせ、不安を感じさせない絶唱。50年の万感の思いから何度も涙を浮かべ、新曲「エリカの花の咲く頃に」や数多くの代表曲など、全29曲を歌いきった。

 のどは万全でない。それでも気力をみなぎらせ、体全体を使って迫力ある声で歌い続けた。

 のどの病気からの復帰が、晴れの舞台。「まだ真ん中の音域が詰まった感じ」と、高音域に歌い上げる際に声がかすれる場面もあった。だが、何度もステージを動き回り、客席に降りて歌う予定外の演出まで見せつけた。自ら不安を一掃した。

 多くの人に支えられてきた50年。ステージでは何度も万感の思いがこみ上げた。独立して初の日本武道館ソロ公演を行ったころに大ヒットした「あなたの隣りを歩きたい」や、作曲家の恩師・市川昭介さんの楽曲「涙の連絡船」では、こらえていた涙があふれ出た。

 開催危機だった。今月3日、のどの不調が発症。6日に病院で「急性いんとう炎及び急性気管支炎」と診断され7日に入院した。8日にはコンサートに出演できず、小林幸子が代役を務めた。10日に退院後も通院して点滴や吸引治療などを受け、声が出るようになったのは6日前。公演の開催を決断したのは本番3日前の19日だった。

 この日は五木ひろし、舟木一夫ら同時期にデビューした仲間らが駆けつけ、デュエットも行った。誕生日とあってケーキで祝福もされた。そんな中、新曲「エリカの‐」を初披露し、代表曲「北の宿から」やメドレーなど29曲を歌いきった。

 「いつまでできるかわからないけど50年が新たなスタートライン。アクシデントは“ちゃんとやれよ”と言われた気がする」。大きな節目を超えて、まだまだ進化する。

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