MINMI&若旦那が震災復興ライブ
戦後最悪の災害となった東日本大震災は11日で発生から2年を迎える。警察庁によると、8日現在の死者は1万5881人、行方不明者2668人。震災関連死も2303人に上る。11日を2日後に控えた9日、東京・代官山のライブハウス「晴れたら空に豆まいて」では湘南乃風の若旦那(36)と歌手・MINMI(38)夫妻が復興支援ライブを開催。新宿・明治公園ではノーベル賞作家・大江健三郎さん(78)らが呼び掛けた脱原発集会が開かれるなど、さまざまな動きがあった。
若旦那、MINMI、昨年若旦那プロデュースのアルバムを発表したGOKIGEN SOUNDの3アーティストは、被災地への思いを込めて計16曲を熱唱した。
この日のライブは、キャンドルアーティストのキャンドル・ジュン氏(39)が立ち上げた復興支援団体「LOVE FOR NIPPON」主催。入場券を無料とする代わりに寄付を募り、2000円以上の募金をした200人が入場した。小さい子連れの家族も参加していたことに、MINMIは「ちっちゃい子もありがとう!」と喜び、若旦那は「俺たちはこういう子どもを守ってかなきゃいけないんだ」と、熱く訴えた。
MINMIは「私たちの小さな力を、東北に届けられることに感謝してんねん」と、震災発生時に作曲していた「ピンク帽子のドレミファソ」など6曲を熱唱。体調不良をおしてステージに立った若旦那も、汗だくになりながら「あと2日であの怖かった地震から2年。あすは何があるか分からないんだから、きょうだけは大事にしようぜ!」と絶叫した。
「LOVE‐」は11日、宮城・山元町などでライブを行う。