勘三郎さんに浅草芸能大賞特別功労賞
昨年12月に亡くなった歌舞伎俳優・中村勘三郎さんが「浅草芸能大賞特別功労賞」を受賞し、12日、都内で行われた授与式に長男・中村勘九郎(31)、次男・中村七之助(29)が代理で出席した。
1980年に復活した「初春花形歌舞伎(現在の新春浅草歌舞伎)」に出演、00年には浅草の隅田公園で「平成中村座」を立ち上げるなどした功績がたたえられた。
勘九郎は「父は浅草を愛しておりましたから、本当に喜んでいると思います。今日は家に帰って賞状を見せながら一緒に酒を飲みたいですね」と感謝。「父が夢はいつかかなうということを証明してくれました。いずれは中村座をまた浅草に建てたいというのが今の夢です」と語った。七之助も「中村屋とは切っても切れない縁のある街。父との思い出もありますし、少しでも恩返しができれば」と浅草を盛り上げることを誓っていた。