朋ちゃん“感謝”の新曲レコーディング
5年ぶりに芸能活動を再開した歌手・華原朋美(38)が、17日、新曲「夢やぶれて‐I DREAMED A DREAM‐」(4月17日発売)のレコーディング風景を公開した。自身初となるフルオーケストラとの共演。大援軍をバックに7年ぶりのレコーディングに挑んだ華原は「迫力と壮大さに感動を受けました。“歌”を歌うことで、つらかった時の気持ちを乗り越えることができ、本当に助けられています」と感謝した。
7年ぶりのレコーディングを行ったのは今年2月。強力な援軍が華原の復活を後押しした。初めてフルオーケストラをバックにレコーディングに挑んだ華原は「迫力と壮大さに感動を受けました。今、自分の好きな“歌”を歌うことで、これまでのつらかった時の気持ちや記憶を乗り越えることができ、本当に助けられています」と周囲に感謝した。
レコーディングは2006年発売のシングル「あのさよならにさよならを」を収録して以来。かなりのブランクがあったが、周囲の心配をよそに収録はスムーズに進行したという。以前からボイストレーニングを重ねていたこともあり、声の調子も上々で、現場で聴いていた女性スタッフが思わず涙してしまうほどだった。
華原は1990年代、音楽プロデューサー・小室哲哉との公私にわたるコンビでヒットを連発したが、99年の小室との破局以降は精神と肉体のバランスを欠き、休業と復帰を繰り返した。07年には所属事務所から契約を解除され、復帰は難しいと見られていただけに、レコーディングができたことに感慨もひとしお。「これまでの挫折があったからこそ、私は今ここにたどり着いたと思います」と前向きに語った。
「夢やぶれて‐」は名作ミュージカル「レ・ミゼラブル」の劇中でヒロインが夢破れた絶望の中で歌う曲。自身も絶望を経験しただけに「これまでの出来事は、一つの通過点であり、『必ずそこから抜け出したどり着く場所がある…』ということを私の歌を通じて伝えられたらと思います」と再デビューへの思いを新たにしていた。