ＡＫＢ４８の姉妹グループで福岡・博多を拠点とするＨＫＴ４８が女性アーティスト歴代最高の金字塔を打ち立てた。

　デビューシングル「スキ！スキ！スキップ！」の初週売り上げが２５万枚となり、女性アーティスト（ソロを含む）のデビューシングル歴代最高を記録、オリコン週間シングルランキング初登場首位を獲得。ＡＫＢの国内最後発の姉妹グループが華々しく船出した。

　平均年齢１４・９歳の“末っ子”グループが、華々しいデビューを飾った。女性アーティスト歴代最高となる２５万枚のデビューシングル初週売り上げをマーク。研究生ながらデビュー曲のセンターを務めた田島芽瑠（１３）は「ＨＫＴ４８をこんなに多くの人に知ってもらったということだと思いますので本当にうれしいです」と喜んだ。

　劇場での活動開始から約１年４カ月。ＣＭで“全国進出”を果たすなど、認知度は発売以前から高かった。発売日の２０日のデビューイベントは、ＡＫＢの“おひざ元”の東京での開催にもかかわらず５０００人が集結。所属レコード会社の関係者は「連日の劇場公演を通して、期待度が高まっていったのではないか」と分析した。

　デビューイベントで、ＨＫＴの浸透度の高さに思わず涙した指原莉乃（２０）にとってはＡＫＢ、派生ユニットのＮｏｔ　ｙｅｔ、ソロに続き４名義での首位獲得。最年長としてメンバーを引っ張ってきた指原は「とても光栄。これからもたくさんの諸先輩方に追いつけるよう、みんなで頑張っていきたいと思います」と前を向いた。

　この日、指原らメンバー５人は東京で吉報を受け、スタッフが用意した巨大ケーキとくす玉で祝福され大喜び。昨年の選抜総選挙でＨＫＴで唯一ランクインを果たした宮脇咲良（１５）は「これからは“ＡＫＢ４８の姉妹グループ”ではなく“ＨＫＴ４８”を確立できるように頑張ります」と宣言。ド派手に全国に殴り込みをかけたＨＫＴが、「日本一」に向け力強い一歩を踏み出した。