１４人組ダンス＆ボーカルグループＥＸＩＬＥのリーダー・ＨＩＲＯ（４３）が、今年いっぱいでグループのパフォーマーを引退することが２日、分かった。

　来年からはグループに在籍したまま、所属事務所の社長業とプロデュース業に専念するという。ＨＩＲＯは「パフォーマー人生に一区切りをつけ、ＥＸＩＬＥの未来を創（つく）る新たなステージを踏み出す決意をした」とコメントした。

　ＥＸＩＬＥ　ＨＩＲＯが一線を退く決断をした。この日、本紙などに寄せたコメントには「僕のＥＸＩＬＥとしてのパフォーマー人生は、１４人になってからの第三章とともに、２０１３年で終わりを迎えます」と記されていた。

　関係者によれば、来年以降はＥＸＩＬＥや三代目Ｊ　ＳＯＵＬ　ＢＲＯＴＨＥＲＳ、ＧＥＮＥＲＡＴＩＯＮＳなど、トライブ（一族）と呼ぶ弟分ユニットのプロデュース、さらにグループが所属する芸能事務所ＬＤＨの社長業に専念。ＥＸＩＬＥには在籍し続ける。

　引退については、４年以上前から視野に入れていた。０９年３月に、ＥＸＩＬＥが７人から１４人に増員を発表した際に、メンバーに「世の中に永遠はない。オレも引き際をイメージしながらやっている」と告げていた。

　今回、理由については明言していないが、パフォーマンスへの妥協を許さない姿勢から、自ら年齢や肉体的限界を考慮した決断とみられる。昨年９月に女優・上戸彩（２７）と結婚したこととは「無関係でしょう」と、関係者は語った。

　ＥＸＩＬＥは今月１６日の大阪・京セラドームを皮切りに、約７０万人を動員する５大ドームツアー「ＥＸＩＬＥ　ＰＲＩＤＥ」を開幕させる。これがＨＩＲＯが表舞台に立つ最後のツアーとなるもようで、ファンに直接報告する場となりそうだ。