日本の音楽文化の普及・向上に功労があった人をたたえる「第４回岩谷時子賞」の表彰式が４日、都内で行われ、シンガー・ソングライターの松任谷由実（５９）らが出席した。

　故越路吹雪さんや加山雄三らの作品を手がけ、今も健在の大先輩作詞家からの栄誉に、大感激のユーミンは、デビューアルバムの表題曲「ひこうき雲」を異例の弾き語りで披露し、感謝の意を表した。

　岩谷時子さん（９７）はこの日、車いす姿で登壇し、元気な姿を見せた。

　これまで越路さんや加山の作品以外にも「恋のバカンス」（ザ・ピーナッツ）、「恋の季節」（ピンキーとキラーズ）や「これが青春だ」「サインはＶ」などのドラマ主題歌の作詞も手がけてきた。さらに５月３日開幕のミュージカル「レ・ミゼラブル」（帝国劇場）の楽曲訳詞も担当。華原朋美（３８）が７年ぶりの新曲としてリリースする、同作劇中歌「夢やぶれて」も岩谷作品だ。