加藤登紀子、作詞作曲の新校歌を披露
東日本大震災で被災した宮城県東松島市の2中学校が統合してできた市立鳴瀬未来中の開校式が8日行われ、歌手の加藤登紀子(69)の作詞作曲による校歌「いつもそばにいるよ」(副題)が披露された。
式には加藤がビデオメッセージを寄せ「暮らしの中のさまざまな思いを込めて楽しく歌ってほしい」と呼び掛けた。その後、生徒約170人が「いつもそばにいるよ 君のそばにいるよ」などと、東松島の自然の美しさや仲間の大切さを表現した校歌を歌い上げた。
2年の平塚亜美さん(13)は「東松島の海や川のことが描かれていて、良い曲だなと思った」と話した。
津波で被災した鳴瀬第二中と、同校が間借りしていた鳴瀬第一中が統合、鳴瀬未来中となった。
市教育委員会は昨年秋、鳴瀬未来中の校歌の制作を加藤に依頼。加藤は今年1月に鳴瀬一中を訪れ、両校の生徒たちと合唱練習もした。