アリス 32年ぶり野外ライブやる!

 活動を再開した3人組フォークグループ、アリスが、32年ぶりの野外ライブを9月29日に東京・日比谷野外音楽堂で開く。10日、都内で行った、26年ぶりのオリジナルアルバム「ALICE XI(アリス イレブン)」の発売記念“CD手渡し会”で発表した。野外公演は1981年11月の後楽園球場以来。谷村新司(64)は「野音は思い出深い会場」と意気込んだ。

 復活したアリスが、空の下でハーモニーを響かせる。

 日比谷野音でのライブは、5月5日からスタートする47都道府県を回る56公演の全国ツアーの追加公演として決まった。アリスが野外ライブを行うのは、最初の活動休止前の最終公演となった1981年11月の後楽園球場以来32年ぶり。堀内は「(野外は)やっぱり雰囲気が違うよね」と気合を込めた。

 野音といえば、セットが炎上したキャロルの解散公演(75年)、キャンディーズが「普通の女の子に戻りたい」と解散宣言したコンサート(77年)、故尾崎豊がステージから飛び降り骨折したライブ(84年)など、数々の伝説を残してきた“聖地”だ。

 3人にとっては、デビュー当初に合同ライブを行い、悔しい思いをした場所でもある。「ロック歌手ばかりが出演する中、フォークギターを持って出たら、客席から一斉にブーイングされた」と谷村。その後、ニューミュージックの旗手として大ヒットを連発してきただけに、因縁のステージでの“リベンジ唱”となりそうだ。

 この日は、26年ぶりのアルバム発売を記念した「手渡し会」を行った。3人がファンと直接触れ合うイベントは、1971年のデビューから初めて。谷村は「きょうはアルバムが社会に出て行く“旅立ちの日”。心を込めてみなさんに渡したかった」と語った。

 ファン1000人と丁寧に握手する姿は、まるでAKB48のよう。報道陣から「アイドルの気分?」と質問されると「そんなことないよ」と合計191歳の男たちは照れ笑いを浮かべた。

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