岩城滉一、日本芸能人初の宇宙旅行へ
俳優の岩城滉一(62)が18日、都内で会見し、来年4月にも日本の芸能人初の宇宙旅行に出発することを発表した。オランダのSXC社が開始するプロジェクトに参加するもので、2人乗りの宇宙船で飛び立ち、高度60キロの宇宙空間に約4分間滞在するという。費用の9万5000ドル(約930万円)を自己負担して挑戦する岩城は「少しは大人になって帰って来られるかな」と目を輝かせた。
2014年宇宙の旅‐。岩城が日本の芸能人で初めて、成層圏を突き抜ける。
岩城はまず、今年9月にもオランダでシミュレーターやジェット機に乗るトレーニングに参加。早ければ来年4月に、米・カリフォルニア州モハベの宇宙飛行場から宇宙旅行に出発する。
岩城が乗る宇宙船は、ロケットエンジンを搭載。飛行機同様に離陸すると、マッハ2・0でほぼ垂直に上昇し、約3分間で高度60キロの“宇宙空間”に到達。無重力状態が約4分間続いたのち、最大重力4Gで急速落下。最後は円を描きながら着陸する約45分間のフライトとなる。
岩城は、SXC社のスポンサーである米時計メーカー「ルミノクス」を愛用していることから、同メーカーの日本社長から宇宙旅行の誘いを受け、挑戦を決意した。過去にカーレースのF3000、アクロバット飛行機、スキューバダイビングなど“陸海空”のスポーツを経験。宇宙“制覇”となれば、日本の芸能人初の快挙となる。
この日、初めてトレーニング服に袖を通した岩城は「本当に行くんだな」と実感した様子。来年3月には63歳になるが「アクロバットでは10・5Gも体験しているし、体力面は心配していない。トレーニングなんてしないし、タバコも酒も止めない」と自信を見せた。
それでも、同社で宇宙旅行する最初の100人になるとあって、家族からの反対を受け「万が一のことが起きたら、パパは星になるから見上げて」と“決死の思い”を告げたことも明かした。「“地球は青かった”って言いたい。少しは大人になって帰って来られたらいいな」とやんちゃな笑顔を見せた。